電気代・ガス代のクレカ払いでポイントを貯める方法|私が「還元率0.2%」で損していた話

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電気代・ガス代のクレカ払いは「ポイ活の基本」。ただしカード次第で5倍変わります

電気・ガスの請求書とクレジットカードを並べたイラスト。固定費をカード払いにするとポイントが貯まる仕組みのイメージ

「固定費をクレカ払いにするだけでポイントが貯まる」——ポイ活の入門記事でよく見かける話です。私も3年前、それを信じて電気代とガス代を楽天カード払いに切り替えました。

結果を先に言うと、最初の3ヶ月で貯まったのは90円分でした。月30円分です。

がっかりして明細を調べてわかったのが、この記事で一番伝えたいことです。電気代・ガス代は、多くのカードで「通常より低い還元率」が適用されるんです。切り替え自体は間違っていなかったけど、私はカードを間違えていました。

律花の失敗:楽天カードにしたのに、月30円分しか貯まらなかった

私が使っていたのは楽天カード。普段の買い物では100円につき1ポイント(1.0%)が貯まるので、光熱費もそうだと思い込んでいたんです。

でも楽天カードは、電気・ガス・水道などの公共料金については 500円につき1ポイント(0.2%) という条件になっています(楽天カード公式のご案内)。関西電力と大阪ガスで合わせて月15,000円くらい払っている私の場合、月30円分。1.0%だと思っていた150円分の5分の1です。

律花

「クレカ払いにしたらポイント貯まるで!」って先輩に教えてもらってすぐ変えたんやけど、明細見て「あれ、桁ちゃう?」って。ちゃんと調べずに動いた私が悪いんですけどね…。

結論:やることは2つだけです

遠回りしましたが、いま私がやっているのはこの2つだけです。

  1. 自分の契約先(電力会社・ガス会社)を確認する — 大手か新電力かで、カードの扱いが変わることがあります
  2. 公共料金でも還元率が下がらないカードで払う — ここを選び直すだけで、同じ支払いのまま貯まる量が変わります

この2つを直した今は、光熱費だけで年間1,800〜2,000円分くらいが自動で貯まっています。金額としては派手ではないけど、一度設定したら何もしなくていいのが固定費ポイ活のいいところやと思っています。

以下、順番に見ていきますね。

なぜ電気代・ガス代だと還元率が下がるのか(2026年8月時点)

複数の公共料金の請求書が1枚のクレジットカードに集約され、ポイントが生まれるイラスト。公共料金のポイント還元の仕組みのイメージ

まず、なぜこんなことが起きるのかから。

クレジットカード会社は、私たちがカードで支払うたびに、お店(加盟店)から決済手数料を受け取っています。その一部を利用者に還元しているのがポイントです。

ところが公共料金は、加盟店側が支払う手数料の料率がとても低く設定されているという事情があります。カード会社から見ると利益がほとんど出ないため、「公共料金は通常より低い付与率にする」というカードが2021年頃から次々に出てきました。改悪と言われることもありますが、仕組み上そうなりやすい、というのが実際のところです。

主要カードの「公共料金の還元率」を並べてみました

普段の買い物の還元率と、電気・ガス・水道を払ったときの還元率を分けて並べると、こうなります(2026年8月時点、私が確認した範囲です)。

カード 通常の還元率 電気・ガスなど公共料金
楽天カード 1.0% 0.2%(500円につき1pt)
PayPayカード 1.0% 0.5%
三井住友カード(NL) 0.5% 0.5%(下がらない)
JCB CARD W 1.0% 1.0%(下がらない)
リクルートカード 1.2% 1.2%(下がらない)

ポイントは「通常の還元率が高いカード=光熱費でも高い」とは限らない、というところです。楽天カードは普段使いなら優秀ですが、光熱費に関してはこの表で一番低くなります。

各社とも条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式サイトの「ポイント付与の対象・付与率」のページを見てください。私もこの記事を書く前に、もう一度自分のカードのページを見直しました。

月15,000円で計算すると、年間でこれだけ差が出ます

電気代とガス代の合計が月15,000円のご家庭を例にすると、こうなります。

  • 0.2%(楽天カード):月30円分 → 年間360円分
  • 0.5%(PayPayカード・三井住友カードNL):月75円分 → 年間900円分
  • 1.2%(リクルートカード):月180円分 → 年間2,160円分

同じ金額を、同じように払っているだけなのに、年間で約1,800円分の差。支払い方法を選び直すだけで埋まる差なので、ここは押さえておいて損はないと思います。

律花

年間1,800円って聞くと「その程度か」って思うかもしれません。でも私は、これを「一度の手続きで、あとは毎年もらえるもの」やと考えてます。来年も再来年も、何もせんでも入ってくるので。

口座振替割引がある会社なら、そちらが得なこともあります

ここは正直に書いておきますね。クレカ払いが常に得とは限りません。

関西電力など一部の会社には「口座振替割引」があり、口座振替にするだけで月55円(税込)割引になります(2026年8月時点)。一方、東京電力エナジーパートナーはこの割引を2024年10月分で廃止しています。

月15,000円・還元率0.2%だと、貯まるのは月30円分。割引55円のほうが大きいので、この場合は口座振替のままのほうが得です。目安としては、

  • 口座振替割引が ある 会社 → 還元率0.5%以上のカードでないと逆転しないことがある
  • 口座振替割引が ない(廃止された)会社 → クレカ払いのほうがまず得

という考え方になります。ご自身の契約先に割引があるかどうかは、検針票か公式サイトの料金ページで確認できます。

まず自分の「契約先」を確認する(新電力なら下がらないこともあります)

電力・ガス会社のアイコンを虫眼鏡で確認するイラスト。自分の契約先がどの区分かを調べるイメージ

還元率の話にはもうひとつ抜け道があります。新電力・新ガス会社なら、公共料金扱いにならず通常の還元率が付くことがあるんです。

大手電力・ガスと、それ以外で扱いが分かれます

楽天カードの0.2%は、対象となる事業者があらかじめリストで決まっています。旧一般電気事業者(東京電力、関西電力など)や大手ガス会社、水道局が中心で、リストに載っていない新電力の会社は、従来どおり100円につき1ポイント(1.0%)のままというケースがあります。

つまり、

  • 大手電力・ガスと契約している → 公共料金の付与率が適用されやすい
  • 新電力・新ガスと契約している → 通常の付与率のまま、ということがある

という違いです。自分がどちらなのかで打ち手が変わるので、まずここを見てください。楽天カードの場合は、先ほどの公式のご案内ページに対象事業者の一覧が載っています。

契約先がクレカ払いに対応しているかの確認手順

そもそもクレカ払いができるのか、という確認も先に済ませておきましょう。主要な電力・ガス会社(東京電力エナジーパートナー、関西電力、中部電力ミライズ、九州電力、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスなど)は、口座振替・払込用紙に加えてクレジットカード払いを選べるのが一般的です。

手順はシンプルです。

  1. 契約している電力会社・ガス会社の公式サイトを開く
  2. 「お支払い方法」「料金・お支払い」「よくあるご質問」あたりのメニューを探す
  3. クレジットカード払いの可否と、変更手続きの方法(Web・電話・郵送)を確認する

見つからないときは、サイト内検索で「クレジットカード」「支払い方法」と入れると早いです。

律花

私は関西電力のマイページで「支払い方法」って検索したら、すぐ出てきました。手続き自体はほんまに5分くらいなので、身構えんでも大丈夫ですよ。

新電力への乗り換えは「電気代そのもの」も見てから

新電力に切り替えれば還元率の問題は回避しやすいのですが、ポイントのために乗り換えるのはおすすめしません。年間で差が出るのは数千円分。それより、電気代の単価やプランが自分の使い方に合っているかのほうが、家計へのインパクトは大きいです。

もともと乗り換えを検討していたなら「ついでにカード払いのポイントも見ておく」くらいの順番がちょうどいいと思います。

【選び方】光熱費で還元率が下がらないカードの3つの判断基準

並んだクレジットカードの中から1枚を選ぶイラスト。光熱費で還元率が下がらないカードを選ぶイメージ

ここからは、光熱費を払うカードをどう選ぶかです。私は次の3つで見ています。

判断基準1:公共料金が「通常還元率のまま」かどうか

一番大事なところです。カードの公式サイトで「ポイント付与の対象外・付与率が異なる取引」というページを探して、電気・ガス・水道の記載があるかを見ます。

  • 記載がない、または「通常どおり」→ ◎
  • 「500円につき1ポイント」「付与率0.5%」などの記載がある → 光熱費用としては見送り

カタログスペックの「還元率1.0%」だけを見て決めてしまうと、私と同じところでつまずきます。

判断基準2:貯まるポイントを、普段の生活で使えるか

還元率が高くても、使い道がなければ意味がありません。楽天ポイントなら楽天市場や楽天ペイ、Vポイントなら他社ポイントへの移行、Pontaポイントならローソン、dポイントならd払い、というように、自分がよく使うところで消化できるかを見ます。

(かつてよく名前が挙がっていたTポイントは、2024年4月にVポイントへ統合されています。古い記事を参考にするときは注意してください)

貯まったポイントの使い道については、貯まったポイント、どう使う?私が選んでいる現金化・投資・商品交換の使い分けでも書いています。

判断基準3:年会費無料かどうか

ポイ活として固定費を払うだけなら、年会費無料のカードで十分です。年間2,000円の年会費を光熱費のポイントで取り返そうとすると、それなりの利用額が必要になります。特典目当てで年会費ありを選ぶのは、ポイ活とは別の判断として考えたほうがすっきりします。

私の最初の1枚の選び方は、ポイ活初心者の律花が“最初に作ったクレカ”はこれでしたに詳しく書きました。楽天カードとPayPayカードの使い分けについてはこちらの記事もどうぞ。

楽天カードの公式サイトを見る 年会費無料・申し込みは約3分
PayPayカードの公式サイトを見る 年会費無料・申し込みは約3分

どのカードを作るにしても、ポイントサイト経由で

これだけは毎回書いているのですが、新しくカードを作るなら、公式サイトに直接行く前にポイントサイトを経由してください。

同じカードを、同じ手続きで作るだけなのに、ポイントサイトを経由するかどうかで数千円分〜1万円分の差が出ることがあります。私がポイ活を続けるようになったきっかけも、実はここでした(そのときの話はクレカは“ポイントサイト経由”で作るとお得に書いています)。

光熱費の還元率で年間1,800円分を取りに行くより、発行時の一発のほうが大きいこともあるので、順番として先にこちらを押さえておくのがおすすめです。

どちらを選べばいいか迷う場合は、【完全初心者向け】安全で稼げるポイントサイトの選び方で、私が今も使っている2社と登録手順をまとめています。

クレジットカード払いへの変更手順と、知っておきたい注意点

スマートフォンで支払い方法変更フォームに入力するイラスト。クレジットカード払いへの切り替え手続きのイメージ

契約先とカードが決まったら、あとは切り替えるだけです。ほとんどの会社がWebで完結します。

STEP 1:契約先の「支払い方法変更」ページを開く

「〇〇電力 支払い方法変更」「〇〇ガス クレジットカード払い」で検索するか、マイページの「お支払い方法の変更」から進みます。

手元に用意しておくとスムーズなもの:

  • お客様番号(検針票やWeb明細に記載されています)
  • 契約者情報(氏名・住所・電話番号)
  • 登録するクレジットカード

STEP 2:カード情報を入力する

カード番号・有効期限・カード名義・セキュリティコードを入力します。カード名義と契約者名が違うと受け付けられないことがあるので、家族名義のカードを使う場合は事前に条件を確認してください。

入力は必ず、検索結果や案内メールのリンクではなく、自分でブックマークした公式サイトから行うようにしています。公共料金を装ったフィッシングサイトはわりとよくあるので、ここだけは慎重に。

STEP 3:完了メールと、次回の明細を確認する

手続きが完了すると、登録したメールアドレスに完了通知が届きます。ただし、本当に切り替わったかは次回の検針票かWeb明細で確認するのが確実です。私はここで一度、切り替わったつもりで口座振替のままだった月がありました。

注意点1:反映まで1〜2ヶ月かかることがあります

手続きが終わっても、次回の請求からすぐ適用されるとは限りません。会社によっては1〜2ヶ月ほどかかります。その間は元の支払い方法のままなので、口座の残高は空にしないでおいてください。

注意点2:ポイント付与の対象外になる費用もあります

延滞利息や解約時の精算金など、通常の料金以外はポイント付与の対象外になることがあります。ここは金額も頻度も小さいので神経質になる必要はありませんが、頭の片隅に置いておくと安心です。

また、ごく一部のカードやキャンペーンには月間・年間のポイント付与上限があります。光熱費くらいの金額なら通常は問題になりません。

よくある質問

Q. クレジットカード払いにすると手数料はかかりますか?

大手の電力・ガス会社では、クレジットカード払いの手数料は無料なのが一般的です。口座振替や払込用紙と同じ扱いになります。

ただし、Web上での「都度払い」形式や、一部の小規模事業者ではシステム利用料がかかる例もあります。契約先の支払い方法ページで確認してみてください。

Q. 結局、光熱費にはどのカードが向いていますか?

「公共料金でも還元率が下がらないカード」で、かつ「貯まるポイントを自分が使えるカード」です。2026年8月時点だと、リクルートカード(1.2%)やJCB CARD W(1.0%)が、光熱費でも通常の還元率のままという点で条件を満たします。

とはいえ、光熱費のためだけにメインカードを変えるかどうかは人それぞれです。私は「普段の買い物は楽天カード、光熱費は下がらないカード」と分けています。1枚に絞らなくてもいい、というのが今の結論です。

Q. 途中でカードを変更できますか?

できます。マイページから新しいカード情報を登録し直すだけです。ただし反映に1〜2ヶ月かかることがあるので、切り替えが明細で確認できるまで、古いカードは解約しないでおいてください。

Q. 引っ越したらどうなりますか?

旧住所の利用停止と新住所の利用開始を、それぞれの会社に連絡します。このとき支払い方法の登録は引き継がれないことが多いので、新住所でもう一度クレカ払いの設定が必要です。引っ越し先で電力会社が変わる場合は、還元率の条件も変わる可能性があるので、そのタイミングで見直すといいと思います。

Q. 電気代がそもそも高いのが悩みです。

それはポイ活より先に、契約プランの見直しのほうが効きます。ポイントで戻ってくるのは支払額の0.2〜1.2%なので、単価が下がるほうがはるかに大きいです。ポイ活はあくまで「どうせ払うお金から少し取り返す」もの、という位置づけで考えています。

まとめ:固定費ポイ活は「一度直せば、あとは放置」

貯金箱とポイントが積み上がるイラスト。固定費ポイ活が少しずつ積み重なるイメージ

長くなったので、要点だけまとめますね。

  • 電気代・ガス代のクレカ払いは有効。ただし多くのカードで公共料金は還元率が下がる(楽天カード0.2%、PayPayカード0.5%)
  • まず契約先を確認する。新電力なら通常の還元率のままのことがある
  • 公共料金で下がらないカードを選ぶ。月15,000円なら年間で約1,800円分の差
  • 口座振替割引がある会社なら、そちらが得なケースもある(関西電力は月55円)
  • 新しくカードを作るなら、ポイントサイト経由を先に
律花

私は最初、調べずに切り替えて3ヶ月で90円分でした。同じ遠回りをしてほしくなくて、この記事は失敗のほうから書きました。手続きは5分。今日ちょっと明細を開いてみるところからで十分やと思います。

固定費のポイ活は、地味です。毎月コンビニで見せるようなわかりやすさもありません。でも、一度直せばあとは何もしなくていい。そういう「放っておいても効いてくれるもの」を少しずつ増やしていくのが、忙しい人には合っているんじゃないかなと思っています。

無理して節約するより、賢く貯めて、好きなことに使う。このサイトでずっと書いていることです。

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