ガソリンのポイ活|給油でポイントを二重取りする方法とカードの選び方
ガソリン代って、値段を見て「高いなぁ」と思いながらも、結局そのまま払っていませんか。私も長いあいだそうでした。
でもガソリン代は、支払い方を変えるだけで確実に下げられる数少ない固定費です。この記事では、給油でポイントを二重取りする方法と、ガソリンカードの選び方を、2026年9月時点の公式情報をもとに整理しました。
ガソリン代は「支払い方」を変えるだけで下がる
まず、自分が年間いくら払っているか出してみる
ガソリン代の節約って、金額を把握しないまま「なんとなく安いスタンド」を探しがちです。でも最初にやるべきは、年間の総額を出すことやと思います。
たとえば毎月50リットル給油する人なら、年間で600リットル。ここに1リットルあたり数円の差がつくだけで、年間では数千円が動きます。
| 給油量の目安 | 1リットルあたりの差 | 年間の差額 |
|---|---|---|
| 毎月30L(年360L) | 2円 | 720円 |
| 毎月50L(年600L) | 2円 | 1,200円 |
| 毎月50L(年600L) | 5円 | 3,000円 |
| 毎月80L(年960L) | 5円 | 4,800円 |
派手な金額ではありません。でもこれは「何かを我慢して浮かせたお金」ではなく、いつもどおり給油して、支払い方だけを変えて浮くお金です。一度設定すれば、あとは何もしなくても毎月効きます。
ガソリンの還元は、買い物より小さいと知っておく
もうひとつ、先に知っておいてほしいことがあります。ガソリンスタンドのポイントは、スーパーやネット通販に比べると還元がかなり小さいんです。
たとえばENEOSのサービスステーションでポイントカードを提示した場合、貯まるのは燃料油2リットルにつき1ポイント。50リットル入れても25ポイントです(ENEOS公式・2026年9月時点)。
だからガソリンのポイ活は、ポイント還元だけを狙うと肩透かしに終わります。ポイントに「1リットルあたりの値引き」を重ねて、はじめて意味のある金額になる。ここが他のポイ活と違うところです。
私も長いこと現金で入れてたんですけど、支払い方を変えただけで年3,000円近く違いました。ほんま、もっと早くやればよかったです。
給油でポイントを「二重取り」する支払い方法
ガソリン代のポイ活は、やることはたったの2つです。ポイントカードを提示して、クレジットカードで払う。これだけで、1回の給油から2種類の還元を受け取れます。
①ポイントカードを提示する(提示だけでもらえる分)
まず、給油する前にポイントカードを読ませます。主要なスタンドは、自分が普段貯めているポイントを選べるようになっています。
| スタンド | 提示で貯まるポイント | 貯まり方(燃料油) |
|---|---|---|
| ENEOS | Vポイント/楽天ポイント/dポイント | 2Lにつき1ポイント |
| apollostation(出光) | 楽天ポイント/dポイント/Pontaポイント | 2Lにつき1ポイント |
※ENEOSは2022年4月からマルチポイントに対応。apollostationも楽天・d・Pontaから選べます。取り扱いは店舗によって異なる場合があるので、初回は店頭の掲示を確認してください。
貯まったポイントは1ポイント=1円分として、次回の給油にそのまま使えます。「ガソリン代でガソリン代を払う」形にできるので、使い道に迷わないのが地味に便利です。
②クレジットカードで支払う(払い方でもらえる分)
そのうえで、支払いをクレジットカードにします。ここが金額としては大きいほうです。
毎月10,000円分の給油をしていて、還元率1%のカードで払っているなら、月100ポイント・年1,200円分。ポイントカードの提示分(月50Lなら25ポイント)と合わせると、年間で1,500円分ほどになります。
現金払いだと、この両方がまるごとゼロです。
セルフでやりがちな取りこぼし
セルフのスタンドだと、店員さんが「ポイントカードはお持ちですか?」と聞いてくれません。給油機の画面で、給油を始める前にポイントカードを読ませる必要があります。
私はこれを何度も忘れて、あとから「あ、また入れ損ねた」となっていました。給油口のフタと一緒にカードを持つ、スマホのアプリをホーム画面に出しておく、といった物理的な工夫のほうが効きます。
セルフだと誰も聞いてくれません。給油を始める前の画面で先に読ませるのがコツです。
電子マネー・QR決済はスタンドによって扱いが違う
「PayPayや楽天ペイでも払えるのでは?」と思う方もいると思います。ただガソリンスタンドは、QR決済や電子マネーに対応していない店舗が今も多く、対応していても系列や店舗ごとにバラバラです。
給油のたびに使えるかどうかを確かめるのは面倒なので、ガソリン代についてはクレジットカード1枚に固定してしまうほうが続きます。私も結局そうしました。
なお、日常の支払いをどのカードに寄せるかで迷っている方は、楽天カードとPayPayカード、どう使い分ける?私が実際にやっている節約術も参考にしてください。
ガソリンカードは「値引き型」で選ぶと計算が楽
ここからが本題です。ガソリンに特化したカード(いわゆるガソリンカード)は、ポイント還元ではなくその場で1リットルあたり◯円引きという形が主流です。レシートに割引後の金額が出るので、お得さが一目でわかります。
選ぶときに見るのは3つだけ
- よく行くスタンドの系列が決まっているか … 決まっているなら、その系列のカードが基本的に最有力です
- 年会費と値引き額が釣り合うか … 年会費1,375円のカードなら、年間の値引き額がそれを超えるかを先に計算します
- 値引きに上限があるか … 「毎月◯Lまで」という上限が付いているカードがあります
主要なガソリンカードの条件(2026年9月時点)
| カード | 年会費 | 燃料の特典 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| ENEOSカード S | 1,375円(初年度無料)※年1回以上の利用で次年度無料 | ガソリン・軽油がずっと2円/L引き、灯油1円/L引き | 年1回でも使えば実質無料 |
| ENEOSカード C | 1,375円(初年度無料) | 月のカード利用額に応じて1〜7円/L引き、灯油1円/L引き | 値引きは本人・家族合算で毎月150Lまで |
| ENEOSカード P | 1,375円(初年度無料) | ENEOSでの利用1,000円ごとに30ポイント | 値引きではなくポイント型 |
| apollostation card | 無料 | ガソリン・軽油が2円/L引き、灯油1円/L引き | 「ねびきプラスサービス」(年550円・初年度無料)で最大10円/L引きまで拡張可 |
| コスモ・ザ・カード・オーパス | 無料 | 給油がカード会員価格になる | 値引き幅は店舗ごとに異なるので店頭で要確認 |
出典:ENEOSカード公式/出光カード公式/コスモ・ザ・カード公式。条件は変わることがあるので、申し込む前に必ず公式ページで最新の内容を確認してください。
ENEOSカードCの「1〜7円引き」は、月の利用額で決まる
ENEOSカードCは値引き幅が大きいぶん、条件が少し複雑です。ガソリン代だけでなく、そのカードの月間利用額全体で値引き単価が決まります。
| 月のカード利用金額 | 値引き単価 |
|---|---|
| 7万円以上 | 7円/L引き |
| 5万円以上〜7万円未満 | 5円/L引き |
| 2万円以上〜5万円未満 | 4円/L引き |
| 1万円以上〜2万円未満 | 2円/L引き |
| 1万円未満 | 1円/L引き |
つまり、このカードをメインの支払いカードにしないと本領を発揮しません。ガソリンだけに使って月1万円未満なら1円/L引きなので、毎月50L給油しても年600円。年会費1,375円のほうが高くつきます。
逆に、公共料金やスマホ代までまとめて月5万円以上を通しているなら5円/L引き。毎月50L給油で年3,000円の値引きになり、年会費を引いても年1,600円ほど手元に残る計算です。
迷ったら、まず年会費無料のほうから
「そこまで計算するのは面倒」という方には、年会費が実質かからないカードをおすすめします。ENEOSカードSは年1回でも使えば次年度無料、apollostation cardはそもそも年会費無料で、どちらもずっと2円/L引きです。
毎月50L給油するなら年1,200円。派手ではありませんが、条件を気にしなくていいというのは、続けるうえでかなり大きいです。
私も最初は年会費無料のほうから試しました。合わなかったら乗り換えたらいいだけなので、気楽にいきましょう。
系列を固定したくない人は、汎用カード+ポイントカード提示で
「安いスタンドを見つけたらそこで入れたい」という方は、系列カードにこだわらず、どこでも還元率が一定の汎用カードで払って、スタンドのポイントカードを提示するだけでも十分です。二重取りの形は変わりません。
カードを作るなら、ポイントサイト経由が鉄則
ガソリンカードに限らず、クレジットカードを申し込むときはポイントサイトを経由するだけで、カード会社の特典とは別にポイントがもらえます。公式サイトから直接申し込むと、この分がまるごと消えます。
やることは、ポイントサイトに登録して、そこからカードの申込ページへ移動するだけ。手続きの中身も、審査の結果も変わりません。
もらえるポイント数は案件と時期によって変わるので、申し込む直前にポイントサイト側の案件ページで確認してください。仕組みと手順はクレカは“ポイントサイト経由”で作るとお得で詳しく解説しています。
どのサイトを使えばいいか迷う方は、安全で稼げるポイントサイトの選び方もあわせてどうぞ。私はモッピーとハピタスの2社を使い分けています。
ガソリンのポイ活で、私がやってしまった失敗
安いスタンドを探して遠回りする
これが一番もったいない失敗でした。1リットル3円安いスタンドを見つけても、50L入れて浮くのは150円です。そこまで往復10km余計に走ったら、浮いた分はほぼ燃料で消えます。
**ガソリン代の節約は「探す」より「支払い方を固定する」ほうが効きます。**探すのは時間もかかるので、時間対効果でも分が悪いです。
安いスタンドまで遠回りして、浮いた分をガソリンで使ってしまったことがあります。あれはあかんかったです。
値引きの上限を見落とす
ENEOSカードCのように「毎月150Lまで」という上限があるカードでは、それを超えた分は通常価格です。ご家族で車を複数台使っている場合は、合算で上限に届くこともあるので、申し込む前に確認しておくと安心です。
年会費と値引き額を比べないまま持ち続ける
年会費のかかるカードは、年に一度は「値引き額が年会費を超えたか」を確認してください。ライフスタイルが変わって走る距離が減ったのに、そのまま持ち続けているケースは意外とあります。
ポイ活全般の失敗パターンはポイ活で後悔しないためににまとめているので、あわせて読んでみてください。
よくある質問
Q. ポイントカードとクレジットカード、どちらか片方だけでもいいですか?
片方だけでも効果はありますが、両方使うのが基本です。仕組みが別なので、どちらかを削る理由がありません。金額として大きいのはクレジットカードのほうです。
Q. ガソリンカードは何枚も持つべきですか?
基本は1枚で十分です。系列ごとに持つと、年会費と管理の手間が増えるわりに、1枚あたりの利用額が減って値引き単価が下がる(ENEOSカードCなど)逆効果もあります。
Q. 灯油も値引きの対象になりますか?
ENEOSカードS・C、apollostation cardはいずれも灯油1円/L引きの対象です(2026年9月時点)。冬に灯油を買う地域の方は、ここも見ておくと差が出ます。
Q. 車を持っているだけで他にできるポイ活はありますか?
運転そのものでポイントを貯めるアプリもあります。私が実際に使っているものは運転するだけでポイントが貯まる?私が半年使った「ドライバーAI」の実際の収入と始め方にまとめました。
まとめ:今日やることは2つだけ
ガソリン代のポイ活は、覚えることが少ないわりに、一度やれば毎月ずっと効き続けるタイプの節約です。今日やることを2つに絞ります。
- 次の給油で、ポイントカードを提示してクレジットカードで払う。 カードを作らなくても、今日からできます。まずはここまで。
- 年間の給油量を計算して、ガソリンカードが必要か決める。 毎月50L以上入れているなら、年会費無料のカードを1枚作るだけで年1,000円以上変わります。作るときは、ポイントサイトを経由するのを忘れずに。
そして、ここまでできたら次は車の固定費そのものです。ガソリン代より金額が大きいのは保険料なので、自動車保険が高いと感じたら|一括見積もりで保険料を見直して固定費を下げる方法を読んでみてください。同じ「一度やれば毎月効く」タイプの見直しです。
電気代・ガス代のクレカ払いもまだの方は、電気代・ガス代のクレカ払いでポイントを貯める方法もどうぞ。
※本記事の数値・条件は2026年9月時点で各社公式サイトを確認したものです。値引き額やポイント付与の条件は変更されることがあるため、申し込む前に必ず公式ページでご確認ください。